今日はお仕事しております!

せいじつ会計

2010年04月30日 18:12




こんにちは。
昨日からわが社はゴールデンウィークのお休みに入りましたが、出社してお仕事しております。


今日は、ある旅館の経営計画を立案しました。
5ケ年計画です。

ざっくりですが、こんな風に先のことをシュミレーションしてみると、それまで曖昧だったことがある程度見えてくるようになります。

ヒヤリングをしながら、経費計画を立てていきます。

売上の分類をして、『根拠』を重要視して売上の計画を立てます。


銀行へ提出する計画だったらなおさら、事業計画の立案ポイントがあります。

それは、
①実現可能な計画かどうか
②根拠に基づいた計画かどうか

です。

絵に描いた餅では無意味。
相手にされません。


同時に、キャッシュフローもきちんと5ケ年計画で出せるかどうか。
ある意味、ここがとても重要です。

(だって、お金が続かないと経営できませんから(^_^;))

損益だけの計画では、説得力がありません。
また、売上の根拠を示すことができなければ、これもまた同様です。


会社が生きるか死ぬかの瀬戸際まできているところなんかは絶対に、この↑ポイントが大切です。
そこまで切羽詰まっていなくても、やはり右肩下がりになってきている会社も同様です。

計画なしで経営するのは、目的もなく海図もコンパスもなく、十分な燃料・食糧などの準備や人材もなく大海原へ小さな小舟で船出することと一緒ですから・・・。

ある意味、『自殺行為』・・・

そうなんです。
一事が万事。

経済基盤、人材基盤、組織基盤、営業基盤がモロい中小企業は、ちょっとしたことで大きな痛手を受けてしまうので油断大敵です!!

大企業は、分厚い内部留保と組織基盤で少々のリスクを吸収(所有)できる力を持っています。
我々中小企業にはそれができません。

将来のリスクに備えることが経営の安定化につながります。

ひょっとしたら、それ以前のことろで止まっているかもしれません。
単年度黒字化ができないと、リスクへの備えができません。

絶対に単年度黒字化をやる!
何としてもやり遂げるためには、まずは「経営計画」でプランを立てないと現実化できません。



計画は、より具体的であること。実現可能であること。『遊び』があること。根拠があること。


不安な気持ちを抱いたままでは、やるべきことに集中できませんよね。
計画を立てることは、思考を整理整頓することでもあります。

漠然とした不安をはっきりとした「問題」として可視化することにより、不安自体は解消されます。
「問題」に対する具体的対策を考えなくてはなりませんが、漠然としたままよりは絶対に良いですよね。
だって、何をすればいいかが見えてきますから。
漠然としたままでは、何をどうして行動すればいいか具体的に見えてきませんし、当然行動に繋がりません。→「問題」は解決されないままになってしまいます。


計画を立てることは、はっきりいって辛い時もあります。
現実を見なくてはならないので・・・。


でも、いつまでも目をそむけていて大丈夫ですか?
自分の会社は自分で守らないと誰も守ってはくれませんから・・・。

こればかりはどうしようもありません。
事実ですから・・・。




今日打ち合わせをしたお客様は、気合いが入られたみたいです。
先が見えた・・・、「どこをどうすればどうなる」ということが見えたからでしょうね。

もっと、この計画を達成させるためのより細かい『根拠』も必要でした。
これは、連休明けの宿題としてお願いしました。

得に売上に関しての『根拠』を掘り下げていくと、これが新たな市場開拓やプロモーションに繋がってくるのでおもしろいんです。
アイデアがわいてきます。
より具体的な市場が見えてきます。
販促のアイデアが見えてきます。




私たち中小企業は、まだまだ沢山のやるべきことをやっていないと思います。


今のままで(お金をかけないで、リスクを負わないで)も利益を改善していくヒントはこのような行動の積み重ねから生まれてくると思います。


私たちから客観的にみると、まだまだやるべきことがたくさんあると感じます。
でも、経営者は外に外に目がいってしまいます。
そこにまたお金がかかります。
仕事が増えます。
社員が戸惑います。


そうではなくて、今の自分たちでできることを見つけて改善行動に繋げていければ、これってほんとに良いと思いませんか?



また、経営者としては「やっている、やった、社員に言った」と言われても、組織としては「できていない、やっていない、聞いていない」という状態ってかなりあるんです。


経営者の指示が浸透していなくて、結果が出ていないというケースもかなりあります。

なぜ、できていないのかをできるようにするための努力も必要なのでは?と思います。



財務を通じて、経営者のサポートをし、その会社の存続発展に微力ながら貢献することで、その会社の雇用が守られ、それが地域社会の活性化につながる・・・。
それが私たちの会社の存在意義であり、この仕事のやりがい、社会的使命です。






一人でお悩みの経営者様、ご相談されてみませんか?

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