こんばんは。
鏡でございますm(__)m
事業計画をここんとこガンガン作ってます(^_^;)
で、大体、
A予算:100%
B予算:80%
C予算:70%
の売上見込みだった場合に、それぞれ、B/SとP/LとC/Fがどうなるかをシュミレーションするんですが、大体、銀行さんは、100%のA予算はほとんど信じてくれないと思ってください。
70%達成したとき、つまりC予算で返済・納税ができるかどうか、その後のキャッシュフローはどうなるか、プラスになっているかがポイントです。
また、たとえ、70%達成の時でも、そもそもの売上根拠がどうか。
現実的な根拠だてとなっているかがポイントです。
単純な数字遊びではないことを証明しなくてはならないのです。
そこで、いろんな分析や根拠資料が必要となってきます。
キーワードは
「客観性」
です。
つまり、
「第三者的視点」です。
数値面、プラン面が客観的に見てどうか、作成後も見直してやっています。
また、いろんな質問も想定しておいて、それに対する答えの資料も用意しておかなくてはなりません。
こういう資料作りも結構大変なんですが、
70%で計画を見られるというのも、結構キツイものですよね(^_^;)
70%の計画で、まずもってP/Lがプラスかどうか。
当然、利益が少なくなるわけですから、稼ぐキャッシュも少なくなります。
減価償却費が多いとまだいいのですが、設備等の固定資産も償却しつくしていたりすると、納税した後のキャッシュ(この場合は償却費がほとんどないと仮定したとき、「利益+減価償却費ゼロ=キャッシュ」とみれるので)が残らず、返済金が捻出できません。
当期のキャッシュフローはマイナス。
前期繰越分より、このマイナス分を補填し、繰越キャッシュフローはその分減少します。
中期計画の場合、2年目はその減少したキャッシュからスタートします。
2年目、3年目、4年目、5年目も全て当初計画の70%達成で計画した場合、5年通して、キャッシュも損益もプラスになることができるか・・・・。
経費は基本的に多めに設定してます。
勿論、突発的事項に対しての準備として、「予備費」は必ず設定します。
これは、つまり「遊び」部分ですね。
もしも、70%で損益もキャッシュもプラスにならなければ・・・・。
経費見直しなどが必要になってくるでしょう。
月々の返済額の見直しが必要になってくるかもしれません。
事業計画は、何も社内外に見せるためだけのものではありません。
本当に、現実的に自社がやっていけるかを想定し、その場合の対応策を準備しておくためのものでもあります。
よく、銀行借入をするから作ってほしいと頼まれますが、きっかけは銀行融資でも、せっかくの事業計画です。事業コンセプトから、理念、ビジョンなど、根本的な部分をお聞きして作成しております。
そういう事業の根幹部分のことをブレないように、定期的に確認・見直しをされている中小企業は多くはないと思います。
また、経営者の頭の中にあるのは、「漠然としたもの」です。
これは、当社が使用している「下書き用の事業計画書」を業種業態に応じ、選んで記入してもらうのですが、この時が良くそれがわかります。
それは、
「書いてある言葉がほとんど抽象的な表現になっている」時です。
言葉が抽象的⇒具体的でない⇒課題が見えてこない⇒やることがわからない⇒行動につながらない
となります。
また、「いつ、誰に、何を、いくらで、どのようにして売りたいのか」がわかりにくくて、他社との優位性も曖昧だったりしています。
頭で考えていることを、紙に書き出すことで、今の自分の思考の完成度を確かめることができます。
これが思ったほど、ペンが進まないものです・・・(^_^;)
でも、書いていただいてます。
なんとか頑張って書かれた後は、抽象的な言葉が多い部分もありますが、社長さんの中で何かがちょっと変化したように思うときがあります。
「こういうところまで、正直今までじっくり考えたことがなかった」とおっしゃいます。
きっと、何か見えてきたものがあったのだと思います。
事業計画作成を通じ、あまり数字が得意ではなかった経営者さんも、少し数字と触れあうことで、大きな捉え方でポイントを押さえていただいているようです。
グラフ形式で見ていただくのも視覚に訴えるので非常に分かりやすいようです。
明日も朝一で事業計画つくりです。
明日は、社長さんの「夢」に向けての事業計画書策定です。
いいですね。
こういうのも。
なんか、わくわくしてきます。
社長さんの夢の実現へ向けて私も頑張りたいと思います!