こんにちは。
鏡でございますm(__)m
えー、ここんとこ、「当たり前が難しい」ということを痛感しております。
経営会議や社内の打合せに度々参加させていただいています。
経営者様と従業員さんといろいろとお話をさせていただいています。
客観的に見たら、「当たり前のことなのに」と思うことが、全くできていない人が従業員さんの中におられます。
何度も、社内のルールを破り、社内だけに留まらず、お客様にも迷惑をかけているときもあります。
そのたびに、注意を受けておられます。
こういうことがおこっていると、お客様も離れていきます。
売上は伸びなやんでいます。
というか、すでに下降気味・・・。
全ての原因はその従業員さんにあるのでしょうか?
何度注意を受けても一向に改善しようとしない従業員さんも「悪」ですが、その人をずっと放置している(許している)「悪」も存在していると思います。
中小企業は、余剰人員なんていませんから、みんな1人1人がとても重要な役割を担っています。
なので、問題があっても、その人を解雇すると、仕事に支障をきたしてしまいます。
人を入れ替えても、すぐには使い物にはならないでしょうし、あらためて教育も必要になります。
つまり、またゼロからのスタートになるんですよね。
その人が抜けた部分が・・・・。
これは、個別の問題として捉えているだけではいけないと感じました。
よくよく細かくその会社をみていくと、その人だけではなく、実際は、他の従業員さん達の中でも似たような状況が見受けられたりするんです。
「人」ではなく、「仕組み」の問題だと確信しました。
「属人的」では限界がくるんです。
なのに以外と、この「属人的」なまま事業展開をなさっている会社は多いんです。
営業も、製造もまたいろんな場面で、ベテラン従業員さんや経営者への属人的経営がいまだに社内ではばをきかせている会社が多いです。
社内では、世代交代も確実に進んでいるにも関わらず、経営者からベテランさんへの“申し送り”的指示によって、そのベテランさんの“個性”で新人さんや若手従業員への技術や情報の伝承がなされています。
で、ここで問題なのは、ベテランさんの“個性”によってしまっているということです。
つまり、
それぞれのベテランさんの“個性”に任せる⇒ばらつきが生じるということです。
ベテランさん方も、いろんな個性がありますから、その“個性”に、経験の浅い新人さんや若手従業員さんが“合わせなくてはならなくなる”ということになります。
そこで、ストレスが発生し、退職者が出てしまう場合もかなりあります。
それを、ベテランさんは、「根性がない」の一言で片づけてしまい、経営者も困ってしまうというわけです。
あと、5年で社内の技術をもったベテラン層が一斉に定年を迎える。なのに、その下の中堅、若手がなかなか育っていない。という現実は私も結構目にします。
そして、経営者の世代交代も時期的に重なってしまう・・・。
一気に企業の力が弱まってしまう可能性が大です。
仕組みを定着化するためには、教育が必要です。
教育には時間がかかりますよね。
教育は反復ですよね。
そう、「仕組み」を作って定着させるのにも時間がかかるのです。根気がいります。
だからといって、目先の「人」に依存していると、こんな風に、「やならい悪」を許していかなくてはいけない羽目になってしまうかもしれません。
そして、いつもいつも愚痴をこぼしている自分・・・・。
あーーーー、もう、こんな自分を卒業したい!!って思いませんか?
(私は思いました(^_^;))
顧問先の奥様から言われた言葉があります。
「子育ては楽した分必ずそのツケが後でまわってくるよ」
経営もおんなじだ!!
と思いました。
「仕組み」を作るには根気強くやっていかなくてはなりません。
面倒くさいことも沢山あります。
でも、
経営者自身が、本気になっているか?⇒許さない、放置しない、態度を見せているか。
仕組みとは、「人」ではない。
また、それは誰にでもわかるものでないといけません。
つまり、新人さんでもわからないと使えないということです。
特定個人の力に頼らない、誰もが同じやり方である程度の同じ水準を維持できる程度のもの、常に共有できる体制のものが必要ではないでしょうか。
「仕組み」作りって経営者の大事な仕事ではないでしょうか。
「仕組み」作りって大変です。
面倒くさいです。正直・・・。
しかし、「仕組み」が会社の燃費に大きく関係してくるとなると、話は別です。
何がなんでもやらなくてはなりません。
それも、一日も早く・・・・。
でも、なぜにそれをやらないのか・・・・。
誰かのせいにしておいた方が楽だから?
自分が動きたくないから?
本質的な問題から逃げてる?
以外と、「許している悪」が多いんです・・・・。