2010年04月12日
キャッシュフロー勉強会

こんばんは。
鏡でございますm(__)m
土曜日午前中は、経営者の為の決算書の見方勉強会の第二弾『キャッシュフロー』でした。
キャッシュフロー計算書の仕組みとその算出の仕方をお話しました。
資金繰り表とは違います。
1期分のキャッシュの流れを表したものです。
キャッシュの流れを3つに区分します。
①営業キャッシュフロー・・・・経常的な(通常の営業活動での)キャッシュの収支を表したもの
勿論、ここがプラスになっていないと大問題!!
資金調達(利益で調達する)の根本的な部分です。
自社の資金がどこから作られているか、感覚と事実にギャップはありませんか?
なぜ、頑張っても頑張っても楽にならないのか・・・。
根本的な問題(経営体質)が見えてきます。
②投資キャッシュフロー・・・・設備投資や機械や車両、建物、土地、有価証券などの取得と売却での
収支を表します。
通常、健全経営の会社では、将来の利益のために投資がなされるので
ここの部分の収支はマイナスになります。
プラスになるのは、営業キャッシュフローの資金不足を補うために
投資物件を売却して資金を調達した場合などです。
これは、一つの切り札になります。
根本的問題の解決にはならないので、あくまでも、一時的な対処です。
※①+②=フリーキャッシュフロー・・・この金額がプラスということは、本業で得た資金の範囲
内で投資が行われているということを表します。
マイナスの場合は、その逆で、本業での余剰資金を超えて
投資が行われていることになります。
→そのマイナス分はどうやって補充する?
借入金?貯金を取り崩す?
安易な投資は会社の安全性を揺るがす要因になるかも
しれません。
投資に充てられる資金は、できれば余剰資金から充てたい
ですよね。
その投資が無理していないか、よーく考えて支出したい
ものです。
③財務キャッシュフロー・・・・ここでの資金は、①や②の活動資金を支える資金になります。
つまり、借入金やその返済、社債の発行や償還、増資などです。
借入金がある会社は、通常はマイナスになりますよね。
返済していますから。
新規に借入をすると、そのときはプラスになるかもしれません。
が、その後は返済額がまたその分増額したりして、出が増えてきます。
利益を出していてもどうしても資金繰りに窮してしまう場合は、ここで
資金調達することに依存しているからかもしれません。
何故に、ここで調達しなければいけないのかをよく考えていただきたい
と思います。
いろんなケースがあります。
①+②+③=当期のキャッシュ増減額になります。
さて、前期末よりキャッシュが増えたか減ったのか、ではその要因がどこにあるのか・・・・。
キャッシュフロー計算書を作るとそれがよーーーくわかります。
決算を毎年何度も何度もやっていますが、自社のキャッシュフロー計算書は見られたことはありますか?
中小企業では義務ではないので、税理士さんもわざわざ自分の仕事を増やすことはしません。
でも、現代の経営はこのキャッシュが企業の生死を決定します。
自社のお金の流れを、その変化をリアルタイムに把握していかないと、どんなに営業や業務に没頭して頑張って受注し納品しても、『自社のキャッシュができる仕組み』を知っているのと、知らないのでは、先が見えない不安定な環境の中での舵取りの結果も大きく変わってきます。
なぜ、融資を申し込んでも断られたり減額されたりするのか。
納得いかない場合がありませんか?
銀行さんは、独自に企業のキャッシュフローを把握しているからです。
そこで、返済余力を見ているのです。
どの部分を見られているかわかりますか?
どうせ、経営するなら、銀行さんとも長く上手にお付き合いできるような経営をしたいですよね。
自社のどこに問題があるのかがわかってきます。
知ることは早ければ早いほど、行動に移した後からの結果が大きく変わってきます。
手遅れになってしまったらどうしようもありませんので・・・。
知らない
↓
判断材料(選択肢)が少ない
↓
選べない(相手の言いなり、交渉の余地なし)
↓
無駄や制限が発生(無駄なコストや行動の制限が発生)
↓
会社の燃費が悪くなる
↓
会社の体力が削がれていく
↓
資金難に陥り、何もできなくなる
↓
倒産
嫌なフローです

これからの経営者は、数字が読めないと大変な目に遭いますよ!!
だって、誰も真実を教えてくれないんですから!
全て自己責任。
自分で自分の会社を守らないと、誰も助けてはくれませんから!
数字が読めなくても大丈夫です。
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1社でも多く、数字がわかる経営者を増やそうと熱く熱く頑張っております!!!
お申し込みお待ちしておりますm(__)m
Posted by せいじつ会計 at 02:25│Comments(0)
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