2010年01月21日
『自由』

こんにちは。鏡でございますm(__)m
『自由』
(老子道徳経第五十七章)
できるだけ相手の自由を尊重することだ。
そして静けさを愛することだ。
自由と静けさ、
それがあれば、人びとは自然に
よく働き、繁栄が生まれてくるんだ。
必要以上の欲望を持たなければ、
人はじつにゆったりした存在でいるものだよ。
加島祥造著 「ほっとする老子のことば」より
『自由』と考えたとき、真っ先に自分の『自由』を考えてしまいました。
この文は、そうではなく、「できるだけ相手の自由を尊重する」とあります。
皆さんは、これ↑できますか?
今の社会は「競争社会」になってきているように思いますが、
ちゃんと『自由』があります。
「競争する自由」
「競争しない自由」
筆者の加島氏は更に「自分の命をそっとひとりで養う自由も与えられている」と言っています。
私は、「相手の自由を尊重する」ということ、そんなに意識していませんでした。
はっとさせられました。
「静けさの中の自由」
正直、「静けさ」というのが、まだはっきりと今の私はわかりません。
でも、「相手の自由を尊重する」ということはわかります。
自分の『自由』を個々に主張しあっていくと、必ず衝突してしまいますもんね。
どれだけ「相手の自由を尊重する」ことができるか・・・。
そういう事を意識して人生を過ごしていくのは、口で言うように簡単なものではないかもしれません。
それを実行していくには、心からそういうことを受け入れていける精神を自身が持っていないと理想論で終わってしまうかもしれませんね。
「私が私が、俺が俺が」だと到底そういう考え方は受け入れられないかもしれませんね。
もっと、心静かに相手の気持ちを聞いて、相手の自由を尊重していけるようまだまだ修行が足りませんね(^_^;)
いつか、もう少し年をとっていろんな経験をしたら、「静けさの中の自由」の意味がわかるかな・・・。
2010年01月20日
『善と悪・美と醜』

こんにちは。鏡でございますm(__)m
今日は、『善と悪・美と醜』です。
美しいと汚いは、
別々にあるんじゃあない。
美しいものは、
汚いものがあるから
美しいと呼ばれるんだ。
善悪だってそうさ。
善は、
悪があるから、
善と呼ばれるんだ。
悪の在るおかげで、
善が在るってわけさ。
同じように、
ものが「在る」のも、
「無い」があるからこそ在りうるんでね。
お互いに
片一方だけじゃあ、在りえないんだ。
(老子道徳経第二章)
加島祥造著 「ほっとする老子のことば」より

自分と相反する人の存在を皆さんはどう思います?
やっかいだ
嫌な人だ
大っ嫌い!
いろいろと煙たく思うと思います。
でも、この文を読むと、何度も読むと、
お互いの存在があるからこそお互いが存在するんだと思えます。思えることができます。
自分が引けない考えがあると同じように相手にも引けない理由がそこにはあります。
つい、自分を基準にものごとを考えてしまいがちです。
(注意!注意!!)
ありませんか?
自分の意見に対し反対意見をぶつけてきた人を、その後避けてしまうような行動をとったりしていませんか?
私は若い時分にはありました(^_^;)
受け入れるキャパが自分に持ち合わせていなかったんですよね。当時は・・・。
今はそんなことしていませんから(^_^;)
相手は私を避けることがあるかもしれませんが・・・。
反対意見OK!
表面的なことを超越していきたいですね。
世の中のできごとには、表と裏があるってこと、その存在をちょっと意識して、素直に受け止めて見ていきたいと思います。
2010年01月19日
『真似』

こんにちは、鏡でございますm(__)m
まずは『真似』から!
良く言われました。この言葉・・・。
私は今でも社内で使っています。
新しいことを始めるときは、師匠を真似ることから始めますよね。
これ、経験豊富な人ほど、すぐに自己流を展開してしまうんですよね。
自分自身も含め、「初心忘するべからず」です。
私達の仕事は専門職ですが、ベテランでもやはり基本に忠実に仕事をしています。
今も忠実に守っているこの基本というのは、先輩方の『真似』をして得たものです。また、口やかましく何度も何度も言われながら習得したものです。
基本をはずさないでいく。素直に先輩を真似ていくこと。
何年もその業界に身を置きながら、もし自分自身に自信が持てない人は、ひょっとして素直に真似てきていなかったかもしれませんよ(^_^;)
基本が身に染み付いているからこそ、応用が利きます。
私もそうされてきて(そうしてきて)、今の自分があると思います。
仕事の本題に入るまでの“段取り”が私達の業界ではとても重要になります。
書類の整理、商取引の整理も基本作業ですが、この基本がしっかりできていないと、作業時間も余計にかかるし、何よりも自分自身の頭の中にそれらの取引が刻まれていきません。
聞かれても即答出来ません。
顧客ニーズをいち早く把握し、その期待を超えるアドバイスを提案できません。
正しい基本の積み上げが、揺るがない確信・自信へと繋がります。
急がば回れです。
まだ仕事になれない方、自分の自己判断で完結できない仕事に関しては、必ず基本に忠実に仕事をし(師匠を真似て)、自己判断はせず、上司にいちいち確認していきながら、目の前の仕事に納得していくことを積み上げていってほしいです。
まずは物まねです。
素直に『真似』ていきませんか?
真剣に集中して『真似』てみてから悩んでいますか?
『真似』る前に、わからない!って悩んでいませんか?
2010年01月18日
『基準』

こんにちは。鏡でございますm(__)m
『基準』は様々にあります。
それも、十人十色百人百色、個々に違うと思います。
何をもって目の前の物事を判断し仕訳をしていくのか・・・・。
誰も明確なものさしを教えてくれないし、たとえ教えてもらってもその全てに完全に納得がいくものであるかどうかは人それぞれだと思います。
大きいものに巻かれての基準かもしれません。
自律の中で判断した基準かもしれません。
また、過去の経験の中で自分なりにそのときに思い知った中での結論としての基準かもしれません。
時に、自分の『基準』が陳腐化していないか、偏っていないか見直してみる必要はあるのではと思います。
自己成長の過程でもそのものさしが変化していくでしょう。
今自分の中にある『基準』をもとに、ものごとの決断が行われていくので、これってものすごく重要ですよね。
逆に、自分自身に問うていこうかなと思います。
「何故にその『基準』なの?」
掘り下げていって、もしその『基準』を採用していることにわからなくなってきたら、自分のそれまで決断してきたことや今後の決断にも後悔や迷いが生じてきます。
こんな経験ありませんか?
日常生活の中で、結構あいまいな『基準』で物事を決断・選択していることって・・・・。
改めて振り返ると、思い当たるものがあります。
皆さんの中の『基準』、何でその『基準』にしているのか明確ですか?納得できますか?
2010年01月17日
『自律』

おはようございます。鏡でございますm(__)m
本日の言葉は、『自律』です。「自立」ではありません。
じりつ 0 【自律】
(1)他からの支配や助力を受けず、自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること。
「学問の―性」
(2)〔哲〕〔(ドイツ) Autonomie〕カント倫理学の中心概念。自己の欲望や他者の命令に依存せず、自らの意志で客観的な道徳法則を立ててこれに従うこと。
⇔他律
提供元:「大辞林 第二版」
さて、皆さんは『自律』していますか?
(1)他からの支配や助力を受けず、自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること。
「自分の立てた規律」ってあります?
「じりつ」というと、一般的には「自立」って思いがちです。
じりつ 0 【自立】
(名)スル
(1)他の助けや支配なしに自分一人の力で物事を行うこと。ひとりだち。独立。
「親もとを離れて―する」
(2)自ら帝王の位に立つこと。
「其後―して呉王となる/中華若木詩抄」
提供元:「大辞林 第二版」
「律」と「立」でぜんぜん違ってきますね。
「自立」より『自律』はもっと深く超越した感じがしますね。
自分で行動ルールを作りそれに沿って行動していくとこまでいってますか?
私は・・・・、部分的にはあるかもしれませんね。
でも、はっきりと行動ルールってありません。
一般的な道徳観や、人間関係の中で学んだ事なんかのあいまいな中で、“理性”のようなものを行動の基準にしているように思います。
企業も、理念や行動指針を持って企業活動をしています。
そうですよね。
個人にも明確な行動ルールってあったほうが、ムダに振り回されたり、ストレス抱えたり、悩んだりしなくていいかもしれませんね。
そのかわり、誰ともでもない自分との約束になりますから、それをちゃんと守っていく覚悟は必要ですね。
『自律』
皆さんは、この言葉に何を思いますか?